本格的に釣りを極めるには、知識と知恵と技が必要だと感じている
知識があって、知識を活かして知恵を生み出し、生み出した知恵を実行に移す技が釣りを極める上で必要ではないかと。
その知識を習得するためこの本を読んでみた。
著者の川村軍蔵さんを師に持つ方から紹介された本だ。
「魚の行動習性を利用する釣り入門」タイトルは少し難しそうな印象を受けるが、釣りが好きな人、魚が好きな人は抵抗なく読めると思う。
本の内容は魚のこと、釣り餌のこと、ルアーや仕掛けのことを科学的に実験しそこで得た事実が記されている。
例えば、今まで私、魚は色盲だと思っていたがそれは「間違い」とのこと。魚は色の判別ができるようだ。
モノクロの世界で魚が物を見ていたと思っていた私は、色というよりコントラスト、明るい色か暗い色で魚はルアーを認識していると思っていたが、そうでは無いようだ。きちんと色を判別している。
自分にとってまさに目から鱗の情報だった。魚だけに………
このことから、これからはタイラバのネクタイの色選択も気合が入りそうだ。水質、太陽の明かりを考慮して色も選ばなければならない。ヘッドの色も気になる。
そして水中の魚の目は思っているほど悪く無さそうだ。普段、我々が使っている透明のリーダーやハリスの存在は認識している可能性があるとのこと。恐ろしい…
思っているほど魚の能力は低くなさそう。釣りはまさに魚のとの知恵比べだと思う。
この本は本格的に釣りをする人には強く推薦したい本だ。
一生幸せになりたいから釣りを覚える。